【2023年最新版】パワーポイントとGoogleスライドどっちがいいの?それぞれの特徴と便利な使い方を紹介します
プレゼンテーション用の資料や、各種データを見やすくまとめる資料を作成する際に活躍するのがパワーポイントやGoogleスライドのソフトです。
いずれも図表や数値・文章を見やすく構成させた資料を作成できるため、スライドにして画像に利用したり、冊子形式にしたりする際に活躍します。
パワーポイントとGoogleスライドは、どちらの方がよいのでしょうか。
それぞれの特徴と、メリット・デメリットについて紹介します。
目次
パワーポイントとGoogleスライドとの違い
パワーポイントとGoogleスライドの間には、どんな違いがあるのでしょうか。
主に以下の4つのポイントについて、解説をします。
- データの保存場所
- データ編集後の保存方法
- 使用できる機能
- 利用料金の違い
両者のソフトを使ってできることは非常に似通っていますが、それぞれに特徴があります。
データの保存場所
まず、データの保存場所において両者には明確な違いがあります。
パワーポイントが利用しているパソコンのメモリに保存されるのに対し、Googleスライドでは「Googleドライブ」というクラウド上に保存されます。
このため、Googleスライドはインターネット環境がないと利用できません。
パワーポイントはネット接続なしで利用できますが、パソコンのハードディスクの容量を圧迫する恐れがあります。
データ編集後の保存方法
データを編集した後の保存方法にも、両者の間には違いがあります。
パワーポイントにおいては自分で上書き保存の操作をする必要がありますが、Googleスライドの場合は編集の都度自動で上書き保存がなされます。
どちらが優れているということではありませんが、Googleスライドの自動上書き保存であればパソコンがフリーズするなどのトラブルが起こった場合でも安心です。
使用できる機能
両者が対応できることは似通っていますが、使用できる機能の面で違いがあります。
パワーポイントの方が豊富な機能が備わっており、多彩な表現が可能です。
一方、Googleスライドにはシンプルで資料作成に必要な最低限の機能が備わっているとされており、表現の幅においてはパワーポイントの方が優れているといえます。
しかし、パワーポイントの豊富な機能を使いこなすためには時間と経験を要するでしょう。
利用料金の違い
利用にかかる料金の面でも、両者は異なっています。
パワーポイントは、有料で市販されているソフトであるため、利用するためには最初に費用が発生します。
一方、GoogleスライドはGoogleアカウントを取得すれば誰でも利用可能です。
Googleアカウントは無料で取得できるため、Googleスライドは無料で利用可能です。
Googleスライドのメリット
続いて、パワーポイントとGoogleスライドのメリットについて、それぞれ紹介します。
それぞれのメリットを理解して、自分に合った方を選択しましょう。
まずは、Googleスライドのメリットについて、以下の3項目を解説します。
- 複数人で同時に編集可能
- スプレッドシートとの連携
- Webサイトへの埋め込みができる
複数人で同時に編集可能
Googleスライドは、複数のユーザーが同時に同じデータを編集できます。
Googleスライドはオンラインのクラウド上でデータ管理をしているため、データの編集権限を変更することで、1つのデータを複数のユーザーで同時に編集できます。
誰がどんな編集をしたのか履歴が残る点や、データ内の任意の場所にコメントを付与してメモ代わりにできます。
さらに、リアルタイムでやり取りができるチャット機能もデータ内にあります。
スプレッドシートとの連携
Googleスライドは、同じくGoogleのクラウド型ソフトであるスプレッドシートと連携させて利用ができます。
スプレッドシートはGoogleの表計算ソフトで、マイクロソフトのエクセルと似ています。
Googleスライドには、スプレッドシートの内容をそのまま貼り付けができますし、データ連携をすることでスプレッドシートの編集内容をそのままGoogleスライド上にも反映させられます。
Webサイトへの埋め込みができる
Googleスライドで作成したデータは、簡単にWebサイトへの埋め込みができます。
Googleスライドのツール内には「ウェブに公開」というものがあり、簡単なクリック操作だけで公開用のHTMLコードを取得できます。
取得したHTMLコードをWebサイトに貼り付けるだけで、Googleスライドのデータがインターネット上に公開されます。
パワーポイントのメリット
一方、パワーポイントには以下のようなメリットがあります。
- 使用できるフォントの多さ
- 図形・編集機能の種類が豊富で縦書きにも対応
使用できるフォントの多さ
パワーポイントは、Googleスライドに比べて使用できるフォントが多いです。
Googleスライドで、標準として利用できるフォントは以下の4種類のみです。
- メイリオ
- MS Pゴシック
- MS ゴシック
- MS P明朝
他のフォントで資料を作りたい場合では、パワーポイントの方が対応しやすいです。
図形・編集機能の種類が豊富で縦書きにも対応
パワーポイントは、図形や編集機能の種類が非常に豊富です。
例えば、パワーポイントでは以下のような編集が可能ですが、Googleスライドでは利用できません。
- 線の矢印の先端のサイズを選択
- アイコンや切り絵の挿入
- 3Dモデルの挿入
- スマートアートの挿入
- 描画ツール
さらに、縦書きに対応しているのはパワーポイントのみです。
縦向きに文字を配列したポスターを作成する際には、Googleスライドではなくパワーポイントを利用する必要があります。
結局パワーポイントとGoogleスライドどっちがいいの?
以上のように、パワーポイントとGoogleスライドの特徴をそれぞれ紹介してきましたが、結局どちらの方が優れているのでしょうか。
答えとしては、「どっちも優れてる」ということになります。それぞれに特徴があるため、一概にどちらの方が優れているかと決めることより、特徴を知って自分の使い方や目的に合う方を選ぶことが大事です。
Googleスライドはオンライン限定での使用で、データ共有がしやすいのが最大の特徴です。無料で使える点も大きなメリットです。
パワーポイントはGoogleスライドにはない優れた機能が備わっているため、資料のデザインにこだわりたい場合におすすめです。オフライン環境で使いたい場合はパワーポイント一択です。
場面に応じて使い分けるのも、効果的な使い方といえるでしょう。
パワーポイントとGoogleスライドの互換性
パワーポイントとGoogleスライドには、一定の互換性があります。
簡単に変換ができ、一方のソフトで作成したスライドがもう一方のソフトでほぼ同様に表示することができます。
しかし、対応していないフォントが自動で異なるフォントに変更されるなど、レイアウトが崩れてしまう恐れがあります。
また、動画や音声を埋め込んでいた場合も引き継がれない事があるようです。ファイルを変換した場合は必ずレイアウトが崩れていないかなどを確認するようにしましょう。
できるだけ1つのデータは最後まで同じソフトで作成するほうが、余分な手直し作業が発生せずスムーズに処理ができます。
まとめ
パワーポイントとGoogleスライドは、共にプレゼンテーション用の資料や各種説明資料を作成するのに優れた便利なソフトです。
どちらが優れているということはなく、使用する状況や作成したい資料の完成イメージに合わせて使い分けるのがベストでしょう。
それぞれの特徴をしっかりと理解して、上手に活用していきましょう。
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