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経理業務を効率化する7つの方法|メリットや手順をわかりやすく解説

経理業務を効率化する7つの方法|メリットや手順をわかりやすく解説
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経理業務の効率化は、「どれだけ日々のルーティンをムダなく正確に回せるか」で成果が大きく変わります。経理は定型化できる業務が多く、手順の見直しやツール活用次第で、作業時間・ミス・ストレスをまとめて削減できます。

本記事では、経理の効率化で得られるメリットから、具体的な7つのステップ、ツール導入や経理代行の活用ポイントまで、実務担当者と管理者の双方がすぐに動けるレベルでわかりやすく解説します。

経理業務の課題と効率化が進まない理由

経理業務の課題と効率化が進まない理由

経理の効率化が進まないのは、紙文化や手作業の多さ、属人化人材不足が複合的に影響しているためです。忙しさの裏にある業務構造のムダを可視化しない限り、改善は進みません。代表的な課題は次のとおりです。

  • 紙書類が多く、検索・保管に時間がかかる
  • エクセル転記や伝票入力など、人手依存の作業が多い
  • ベテラン任せで属人化し、担当者不在時に処理が止まる
  • インボイス・電帳法への対応が遅れ、現場が混乱しやすい
  • 繁忙期の負荷が高く、ミスや遅延が発生しやすい
  • 採用難により、人員不足が慢性化している

これらの課題を「忙しいから」で済ませず、構造的に整理することが効率化の第一歩です。

経理業務の効率化で得られる4つのメリット

経理業務の効率化で得られる4つのメリット

経理 業務効率化が進むと、コスト削減・ミス削減・負担軽減・コア業務への集中という4つのメリットがバランスよく得られます。単に楽になるだけでなく、会社全体の生産性と意思決定の質を引き上げる効果があります。

  • コスト削減ができる
  • ヒューマンエラーを防止できる
  • 担当者の負担を軽減できる
  • コア業務に集中できる

それぞれのメリットを押さえておくことで、自社にとって効率化の優先順位をつけやすくなります。

コスト削減ができる

効率化を進めることで、紙代や印刷費、郵送費などの物理的コストを抑えられます。作業工程がデジタル化されると、担当者が行っていた手作業が大幅に減り、残業代や追加人員コストの削減にもつながります。

たとえば請求書や領収書を電子化し、会計ソフトと連携させれば、転記や仕訳作成が自動化され、作業時間そのものを圧縮できます。さらに、処理に必要な時間が短縮されることで、繁忙期の臨時対応が減り、長期的なランニングコストも低減できます。

経理の効率化は単なる省力化ではなく、投資効果の高い施策です。

ヒューマンエラーを防止できる

経理におけるミスは小さな入力漏れから数字の取り違えまで幅広く、放置すると大きなトラブルにつながることがあります。効率化を進めて手作業を減らすことで、ヒューマンエラーの発生率を大きく下げることができます。

会計ソフトの自動仕訳や、OCRによる請求書読み取り機能を活用すれば、人の判断や手入力に頼る場面が減り、チェック作業も容易になります。またダブルチェック工程が省略できるため、担当者の負担を軽減しつつ、全体の精度を底上げできます。

ミスの起こりにくい仕組みづくりこそが、効率化の本質といえます。

担当者の負担を軽減できる

経理は専門性が高い一方、日次・月次ともに定型業務が多く、特定の担当者に負荷が集中しがちです。効率化によって工数が削減されると、作業がチームで分散しやすくなり、部署全体の安定運用につながります。

たとえば、業務フローを標準化し、クラウドシステムと連携させることで、作業手順のばらつきが減り、新任者でも一定品質で処理できるようになります。残業や突発対応が減ると、ワークライフバランスの改善にも寄与し、従業員満足度や定着率の向上にもつながります。

コア業務に集中できる

効率化によってノンコア業務が自動化・省力化されると、担当者は分析や予算策定、資金繰り管理といった付加価値の高い業務に時間を割けるようになります。これにより、経営判断の材料となるデータを迅速に提供でき、事業全体の意思決定スピードが向上します。

また、数字を「作る」作業から「活用する」仕事へシフトできるため、経理部門の役割がより戦略的になります。

経理業務を効率化する方法【7つのステップ】

経理業務を効率化する方法【7つのステップ】

経理の効率化はツール導入だけでなく、業務の見える化から始めることが重要です。本章では、洗い出し・業務整理・デジタル化・自動化・外部活用・改善という一連の流れを7つのステップで整理します。

段階的に取り組むことでムダが明確になり、成果が継続しやすい構造を作れます。

①業務内容を洗い出す

業務の洗い出しは効率化の出発点です。日次・月次・年次の業務を棚卸しし、担当者・所要時間・使用ツール・前後工程を整理すると、負荷の偏りやボトルネックが明確になります。

特に属人化している業務は、手順が担当者の頭の中にあることが多く、引き継ぎリスクや品質のばらつきにつながりやすいため、優先的に可視化する必要があります。また、既存のマニュアルやフロー図と実作業の差分を確認すると、改善すべき領域が浮かび上がります。

洗い出しを定期的に行うことで、継続的な見直しにつながります。

②ECRSの原則で業務を見直す

洗い出した業務は、ECRS(Eliminate・Combine・Rearrange・Simplify)の原則で整理するとムダが見つけやすくなります。

  • E(排除):やめても問題ない作業を省く
  • C(結合):まとめられる作業を一つにする
  • R(順序変更):作業の順番を入れ替えて効率化する
  • S(簡素化):手順をシンプルにする

たとえば、紙の回覧をPDF配信に切り替えたり、支払処理と仕訳作成をクラウドで一体化したりすると、無駄な作業が自然となくなります。
ECRSを組織共通の考え方にしておくことで、現場の改善提案も出やすくなり、継続的な業務効率化につながります。

ECRSの原則

③ペーパーレス化・キャッシュレス化を促進する

ペーパーレス化が進むと、封入・押印・開封・ファイリングといった紙特有の作業が減り、書類管理に必要な時間を大幅に削減できます。キャッシュレス化では、現金精算や小口管理が減り、紛失リスクや計算ミスも防げます。

これらを実現するには、会計ソフトやワークフローシステムなどを活用した経理DX化が不可欠です。電子データに統一することで検索性が向上し、自動化との相性が良くなります。

④RPAやAIを活用して業務を自動化する

経理業務は定型タスクが多いため、RPAやAIとの相性が非常に良い領域です。

RPAとは

既定の操作手順をロボットに覚えさせ、パソコン上の作業を自動で実行する仕組みです。クリックやコピー、データ転記など、人が繰り返す作業を任せられます。

自動化しやすい業務例

  • 銀行明細の取得と会計ソフトへの取り込み
  • 売掛・買掛の残高照合
  • 請求書OCR→仕訳作成
  • 経費精算の領収書読み取り
  • 月次レポートの自動作成

RPAやAIを活用すれば、ミスの減少だけでなく、担当者は判断が必要な業務に集中できます。小規模から導入して範囲を広げる方法が成功の鍵です。

⑤クラウド会計ソフト・システムを導入する

クラウド会計を導入すると、帳簿作成や仕訳作成が自動化され、転記作業の多くを省くことができます。銀行やクレジットカードと連携すれば、入出金データが自動で取得され、勘定科目も学習機能で提案されるため、担当者の負担が大幅に減ります。

また、税制改正や帳票様式の変更も自動アップデートにより常に最新の状態が維持され、法対応の負担も軽減できます。外部専門家との共有もスムーズになり、経理体制全体の生産性が高まります。

⑥経理代行サービスを活用する

経理代行サービスを活用すると、自社では対応しきれない専門性の高い領域をプロに任せることができ、短期間で効率化を進められます。専門スタッフが現状を分析し、最適な業務フロー構築やマニュアル整備まで支援してくれる場合もあります。

日次処理を外部に委託し、社内担当者はチェックやレポート作成に集中するハイブリッド運用も効果的です。採用難や属人化の課題を抱える企業にとって、代行サービスは現場負担を軽減し、安定した経理運用を実現します。

経理代行とは?サービス内容・料金・メリット・選び方など徹底解説

⑦実施結果を分析して改善する

効率化は導入して終わりではなく、結果を測定して改善することで定着します。処理時間・ミス件数・担当者負荷を数値で比較し、改善効果と課題を明確にします。効果が薄い部分は、手順変更やシステム設定の見直しを行い、再度運用します。

また、新たなムダが発生していないか現場の声を聞くことも重要です。改善サイクルを継続することで、効率化の効果は累積し、経理体制がより強く安定します。

経理業務を効率化する際の注意点

経理業務を効率化する際の注意点

効率化を成功させるには、目的に合ったツール選定と運用設計が欠かせません。まず、導入するシステムが本当に改善したい業務範囲をカバーしているかを確認します。操作性が悪い場合、現場が使いこなせず逆効果になるため、トライアルで検証することが重要です。

セキュリティ対策や権限設定も事前に確認しましょう。経理代行サービスを利用する場合は、対応範囲・品質・サポート体制を明確にし、コストとのバランスを見極めます。単なるアウトソースではなく、改善パートナーとして伴走してくれる会社を選ぶことで成果が安定します。

経理業務の効率化をご検討中ならBackofficeForceにお任せください!

経理業務の効率化をご検討中ならBackofficeForceにお任せください!

経理の効率化は、業務の洗い出しから見直し、DX化、自動化、外部活用まで多くの要素が絡み合うプロジェクトです。自社だけで進めようとすると時間も負担も大きく、効果が出るまで遠回りになることもあります。

BackofficeForceでは、実務経験を持つスタッフが現状分析からフロー設計、クラウド導入、マニュアル整備、運用定着まで一気通貫でサポートします。属人化や人材不足に悩む企業でも、無理のない体制づくりが可能です。

効率化の優先順位から一緒に整理しますので、まずはお気軽にご相談ください。

監修|筧 智家至(公認会計士・税理士)
監修|筧 智家至(公認会計士・税理士)
慶応義塾大学商学部卒。監査法人トーマツにて会計監査、株式上場支援、企業の経営改善支援に従事。平成24年筧公認会計士事務所(現:税理法人BackofficeForce)を開設。常に現場に入り、経営者とともに課題に取り組み、経営者と常に相談しながら経営者のニーズに応え、解決策を導き出すことをモットーにしている。スタートアップ企業からIPO(上場)準備支援まで、あらゆる成長段階の企業のサポートをしており、税務会計顧問にとどまらない経営を強くするためのコンサルティングサービスに中小企業経営者の信頼と定評を得ている。東京商工会議所専門家エキスパート、セミナー実績多数。経営者向け人気YouTubeチャンネル「社長の資産防衛チャンネル」にも出演中。

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